2019年10月05日

シナリオ、大公開

これは後ほどYouTubeにアップする動画「「クラウド型」が簡単にAIに代替されない理由を猿でもわかるように解説」のシナリオです。

りゅうけんくんに乗っかって、よお喋っとるなぁ(笑)。


はいどうもだまさんです。
AIの台頭によってDI担当者の仕事が奪われるから
今からDIの勉強するのはナンセンスだ
って感じね、言う人がいるんですけど
あのお・・・それは間違っててですね
ホンダケイスケっぽく言うとですね、そりゃあ素人の意見でして
あのお・・・そんな訳ないんですよ
DIという仕事はAIに代替されるような類のものではないんですよ。
それを今回は猿でもわかるように解説しようと思います。

まずですね
AIには2種類あるんですよ
「弱いAI」と「強いAI」てのがあるんです
これはですね、クグッてもらったらわかると
すぐ出てくると思うので
ちょっと調べてもろたらいいと思うんですけど

「弱いAI」ってのは何かというと
人間の意思決定を補完するような人工知能のことです
例えば大量のデータから
そのある一定の傾向を抜き出してくるような人工知能だったりとか
あと画像処理とか
フェイスIDとかもそう、人工知能ですよね
これらの人工知能があることによって
我々の作業ってはだいぶ効率化できる訳ですよね

で、そうゆうAIと
もう一方「強いAI」てのは何かというとですね
それ単体で意思決定ができる
人工知能なんすよ
あのお・・・イメージしてもらうとわかりやすいと思うんですけど
ドラえもんとか鉄腕アトムとか
まあそうゆう類のものですね
まさに人間と遜色ないような存在で
自分で成長して、自分で発信して
自分であのお・・・イノベーションを起こしていくような存在
ま、そうゆうような「強い人工知能」とされてるんですね

で、現代のAIってのは
そのお・・・「弱いAI」か「強いAI」かどっちかってゆうとですね
そのお・・・完全に「弱いAIなんですよ」
あのお・・・「強いAI」てのもそのうちできると思いますよ
ドラえもんとか鉄腕アトムとかもいつかはできると思います

ただ、それがいつになるかなんてわかんないじやないですか
ボクらが生きてるうちにできたらばいいんじゃないかってゆう
温度感じゃないですか?

いずれそうゆう「強いAI」が登場すると
すべての仕事がDI業務以外もされると思いますよ
それこそ調剤や服薬指導も全てロボットがやるようになるかもしれないですかね

ただ、そうゆう未来てのはまだまだ先ですよ、てことなんですよ
で、今主流なのは「弱いAI」なんですよね
そのAIがどんどん薬剤師の仕事を代替していってるのが
現在真っ只中な訳なんですよ

ただ現在「弱いAI」てのは
人間の意思決定をあくまで補完する程度のものでしかないので
薬剤師の意思決定がさほど介在しないようない仕事から奪われていく訳です

で、特にインターネットと面しているオンラインでの作業こそがなんかが
先に代替されていく訳ですよね?

例えば、薬剤師ならご存知の片も多いと思いますが
「Dr.JOY」てゆう無償のコミュニケーションツールがあります。
最近この「Dr.JOY」にですね
「副作用検索システム」という機能が付きました
これがどうゆう機能かと言いますと
PMDAが公開してます「JADER」という
以前別の動画でも紹介した
医薬品副作用データベースがあるんですが

「Dr.JOY」にはですね
薬品名で検索するだけで
この「JADER」のデータを加工して
視覚化してくれる優れた機能があるんです
こうゆうのはAIの得意分野ですよね

ちょっと待ってもらえますか?
この話、まだそこまで単純ではないんですよ

このスライドを見てください
先述の動画でも触れていますが、
「JADER」には利用規約があって
二次利用者に本利用規約を提示せずに
本データベースにより提供された情報を用いて開発したサービスを利用させることは禁止する
ちゃんとそう書いてあるんです


まあ、「Dr.JOY」の情報源は「JADER」に特化してますから
この目で確認した訳ではないですが
利用規約はちゃんと表示してると思うんです
けど、「弱いAI」だったら我々が気付かぬ間に
規約違反を犯してる場合だってある訳じゃないですか?

あとですね
そもそもAIは医療従事者ではありませんから
医療従事者専用サイトにもアクセスできませんし、
会員登録が必要なサイトも無理です
ただ、将来的にはAIが人間の代理として認められる時代も
あるいは訪れるかもしれないですが
規制でがんじがらめの現状を思えば
まだず〜と先の話に思えてきます。

長くなりましたので
話を少しまとめておきます
ご覧のスライドはいわゆる「DIリテラシー」を
プロセス別に表したものです
さて、問題です
このうちどれがAIで代替できるでしょうか?
一番右の赤色、研究・創造は無理っぽいですよね
じゃあ、真ん中の青色
評価・判断なら大丈夫そうですが
実はAIの世界には「AIには判断をさせてはならない」
とゆう暗黙のルールがあるそうなんです。
まあ、将来「強いAI」の時代になったらそのルールも外れるとは思いますが

とゆうことで
一番左の緑色
収集・提供なら代替できるゆうことになりますが
さっきも言ったように規制だらけの今の日本では
情報の収集すらままならない状況にある
ということを知っておいて欲しい訳です

以上のことから
「クラウド型」が簡単にAIに代替されない理由
理解していただけましたでしょうか?






2019年09月24日

僕たちは、地味な起業で食っていく。~『縁の下の力持ち』のマネタイズ~4

会社員の「地味なスキル」で経済的に自立する世界一安パイな働き方



(2019.9.14読了)

「僕たちは、地味な起業で食っていく。」(田中祐一;SBクリエイティブ)の甘辛書評です。



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2019年09月10日

【抗菌薬ミニ講座】第拾参話臓器移行性は「原則」を凌駕するのか?〜臓器移行性・投与期間・内服変更・副作用に関して〜



これまで感染症診療(A+B=C)の原則についてお話してきましたが、ここでいったん最終回です。

今回は抗菌薬(C)の臓器移行性・投与期間・Switching(内服薬への変更)・副作用に関して解説しています。


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2019年09月09日

【抗菌薬ミニ講座】第拾弐話抗菌薬のパワーを知れば視界が変わる!?〜PK/PDブレイクポイントは薬剤師にとって今尚有用な指標〜



第拾弐話はPK/PDブレイクポイントのお話です。

PK/PDパラメータを評価する上で%TAMの計算は少し厄介です。

よってあらかじめ計算されたカットオフ値であるPK/PDブレイクポイント(BP)を活用することをお勧めします。

ただ、PK/PDブレイクポイントは近年になって廃れてしまいました。

その理由については下記の動画で解説していますので、よろしければご覧ください。

PK/PDブレイクポイントの活用法〜姿を消した有用な指標〜


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2019年09月06日

【抗菌薬ミニ講座】第拾壱話PK/PDパラメータの目標値こそが「適量」〜PK/PD理論登場の前と後・抗菌薬を使いこなすには?〜



第拾壱話はPK/PDパラメータの話です。

もはや市民権を得たと言える%TAM(time above MIC)をはじめとするPK/PDパラメータ。

しかし、「投与回数を増やせば効果が増大する」という知識だけで最適な治療ができるでしょうか?

今回はまだ知名度が低いと思われる目標値(ターゲーット値)についても述べたいと思います。


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2019年09月05日

【抗菌薬ミニ講座】第拾話「血中濃度」の予測は薬剤師にしかできない〜TDMは薬学の神様がくれた医師と対等になれる武器〜



第拾話はTDMについて。

特定薬剤治療管理料の新設と解析ソフトの登場により一気に普及したTDMですが、重要なポイントは効果や副作用に関する様々な因子を継続的に監視しながら行うこと、つまり解析結果(数値)だけを追わないこと、そして薬物動態学(PK)の知識を疎かにしないことです。

薬剤師に「適量」を知る術を与えてくれたTDM。まさに神様からの贈り物です。

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2019年09月04日

【抗菌薬ミニ講座】第九話「添付文書通り」が適正使用とは限らない〜消毒薬の残像に惑わされるな・適正使用の真の要諦とは?〜



第九話からは感染症診療(A+B=C)の法則のC(抗菌薬)編に突入します。

耐性菌との「いたちごっこ」で発展を遂げて来た抗菌薬。

しかし、その開発が滞るようになって初めて「適正使用」が叫ばれるようになりました。

そしていつしか添付文書通りでは有効性が期待できない可能性が生じてきたのです。

もはや抗菌薬を消毒薬と同等に扱うことはできません。

起因菌に応じた用量を設定しなければ適正使用とは言えないのです。

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2019年09月03日

【だまさんの治療体験記】BCC編(第20回)「一つ治るとまた次、だけど」両手両足の歓迎!?



今日は外来受診日。

1週間ぶりの形成外科と半年ぶりの呼吸器外科の診察でした。

共に異状なし。

ここ数年、一つ病気が治るとまた次の病気という繰り返し。

辛い現実だけど、そこは考え方次第。

何しろそのおかげで毎回早期発見ができているのだから。

あさっての職場復帰に向け、気を引き締めていきます。


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2019年09月02日

【抗菌薬ミニ講座】第八話 MRSAと緑膿菌〜院内感染菌の東西の「横綱」予防法・治療法は全く別物〜



第八話は代表的な院内感染の原因菌であるMRSAと緑膿菌について学習します。

治療も予防も一筋縄ではいかないことが多い、まさに「横綱」級の菌と言えます。

TDMと適正使用、薬剤師としてやれることを精一杯頑張るしかありません。

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2019年09月01日

【お勧め動画】【ブラック国家】東大を出て人生終了……厚労省では絶対に働いてはいけない



イケハヤさんがYouTubeで「厚生労働省の業務・組織改革のための緊急提言」を紹介していたが、まさに衝撃の内容。

突っ込みどころ満載の厚労省の「超」ブラック組織ぶりが紹介されていた。

「働き改革」の旗手である厚労省がこんな有り様じゃ、社会が良くなる筈ないねぇ。

必見。


これが怪文書じゃなく正式な文書として出て来るところが「断末魔」的な様相。

何せ彼らはずば抜けたエリート集団。

そんな彼らの生の声がもし無視されることになれば、官僚離れは確実に加速するだろう。

そして残念なことにそれは現実化しそう。

ここでも「日本、オワタ」だ。


「女王蜂が死ねば働き蜂も死ぬ」「中枢がやられたら末梢もやられる」、自明のことだ。

「公立病院(の待遇)が良くならないと民間病院も良くならない」という話を聞くが、厚労省がこれではお先真っ暗。

この先事態が更に悪化(or取り繕い)しそうで怖い。

「ざまぁ」なんか言ってる場合ではないですぞ。


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病院薬剤師としては希少なブロガー・YouTuberです。「病院薬剤師って素晴らしい!」を主宰しています。私の商品は「もうひとつのフォーミュラリー」(kindle出版しました!)こと、#クラウド型医薬品集 です。その有用性とメンテナンス代行業(#フォミュ起業)に関する情報を発信しています。😀
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